僕が布団屋の道を選んだわけ

2023年2月4日

はじめまして。

衣食住眠オーナーの秋田です。

ご興味を持ってみて下さっている方に、まずは自己紹介を兼ねてなぜ布団屋になったのかを綴らせて頂きます。どうぞ最後まで宜しくお願い致します。

ずっとスポーツしかしてこなかった学生時代、体を動かす事も好きだったが同じくらい美術の時間も好きだった。いつの頃からか建築物やインテリアに興味を持つようになり、書店に行ってはインテリア関係の雑誌を手に取り気に入った雑誌を買った。今でもそれらの本は大事に残してある。当時の僕は野球部で坊主頭だった。私立で地元では強豪校だった。周りとは馴染めず勝手に一人で心をふさいだ当時の僕は不器用すぎてもっと青春を謳歌しても良かったのではと後悔が残った。

そんな僕が選んだ大学は建築学科。名古屋から北海道で一人暮らしスタート。高校時代の青春を取り返すかのよう絵にかいたダメ大学生。弾けに弾けた。それでも芯はブレていなかったのは唯一の救い。建築家になりたいというよりワクワクするインテリアショップに就職して好きなモノに囲まれてお給料を頂く。それが当時の僕の理想な大人像だった。

そしてイメージしていた通りインテリアショップ(札幌)に就職し、そこで初めて「北の住まい設計社」の家具に出会った。それは衝撃的だった。また北の住まい設計社に関する事は他の記事でとりあげたいと思います。インテリアショップの社員生活は充実そのもので、約3年全力で働いた。僕は楽しくて楽しくて仕方なく愚痴も言っていたが本音は仕事内容にハマりまくった。当時のオーナー夫妻には感謝しかない。悲しくもリーマンショックがあったその年、大好きだった札幌の店舗は閉店となり、地元名古屋に戻りすぐにインテリアショップに就職した。

そこは絵にかいたような超絶ブラック企業だった。同じインテリアに関わる仕事でも会社の目指す方向、オーナーの考え方でこうも違うのかというくらい違った。見た目はすごく煌びやかで、HPもかっこよくて、働くスタッフも精一杯格好つけて売場に立っていた。でも内情は皆疲弊し限界寸前だった。現に当時一緒に働いたスタッフは僕が辞めた1年以内に次々に辞めていった。その時、僕は思った。豊かな暮らしをコンセプトに提案しているインテリアショップのスタッフは全く豊ではなかった。そもそも豊かさとは何なのかと改めて向き合った時、僕の答えは「心」と「体」が健康で満たされている事だと気づいた。そして豊な暮らしを提案するなら、まず人として生きる上で不可欠な「睡眠」と「食」をきちんと知ること伝えることが大事な事だと気づいた。僕は名古屋のインテリアショップを辞めると同時にすぐに地元の老舗寝具専門店に飛び込み、運よく約6年働くこととなった。その出会い、行動がのちの人生を大きく変え、いつしか札幌で自分が思い描く布団屋をやりたいという夢へとつながった。札幌は妻の地元で僕自身も夢半ばにして札幌を離れる事となった事に悔しい気持ちが常にあり、自分のお店をやるなら札幌と決めていた。

布団屋さんではたくさんの事を学び本当に良くして頂いていたので転職するのは心苦しかったが、将来の夢に近づくためにご縁を頂き、北海道に本社がある北の住まい設計社の名古屋店で働くこととなり約5年精一杯楽しんで働かせて頂いた。

布団屋で学んだこと、インテリアショップで学んだこと、妻の長年アパレル業界にいた経験を総合して理想とするスリープショップを札幌で作る。2019年、名古屋から札幌へ移住し1年の事業計画期間を経て2020年6月、自身のショップ「_衣食住眠」開業となりました。それから3年、たくさんの方に支えられて今もお店をやらせて頂けている事に感謝しかありません。あらためてですが、いつもありがとうございます。

長くなりましたが最後まで見て頂きありがとうございます。なぜ布団屋の息子でもない僕が布団屋になるという道を選択したのか。よく店頭でも質問を頂くので初めましてのブログをこの内容にしました。

 

今後、こちらのブログではあまり肩肘張らずにありのまま感じた事を綴っていけたらと思います。もちろん、商品のご説明や納品事例も交えながら、皆様のより良い睡眠のヒントになるよう更新していきます。

これから、どうぞ宜しくお願い致します。

 

_衣食住眠 店主 秋田俊輔

 

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